[原子力産業新聞] 2006年7月13日 第2339号 <3面>

重電機器製造工場の拡張が完成 フランス

アレバ社の重電機器製造工場であるシャロン・セイント・マーセル・プラントの拡張工事が完成し、6月28日に開業式が開催された。

アレバ社は2004年から、同プラントの2,900平方メートルの拡張工事(総費用3,000万ユーロ)を実施。これによりプラントの圧力容器、蒸気発生器、加圧器などの製造能力が、1割ほど増強される。

1990年代にフランス国内の原子力発電所建設が一段落したことで、同プラントの製造量は減少傾向にあったが、アレバ社は近年、米国内での原子力発電所の出力増強や運転期間延長にともない多くの機器を受注。現在、同プラントの売り上げの半分は米国向け機器で、同社は今後も米国市場での販売拡大を目指し、プラントの製造能力の増強を急いでいた。


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