[原子力産業新聞] 2006年7月20日 第2340号 <3面>

麻生外相、ウクライナ訪問 チェルノブイリ事故復興開発にも触れる

【7月4日=キエフ松木良夫】6月30日から7月1日にかけて、麻生外務大臣がウクライナを訪問した。

これは、2004年末の大統領選挙を巡る「オレンジ革命」(平和的民主化革命)を経て、欧米寄りのユシュチェンコ大統領が就任してから、はじめての我が国の外相訪問。同大臣はタラシューク外務大臣との会談を行なった他、ユシュチェンコ大統領を表敬訪問し、またティモシェンコ次期首相候補などとも会談した。

訪問中、麻生外相は本年がチェルノブイリ事故20周年にあたることから、被害を受けた人々への強い共感の意を示した。これに対し、ウクライナ側からは、これまでの日本からの支援に対する評価と感謝の意が表された。

また、日本からウクライナへの経済協力に関連し、日本からの更なるチェルノブイリ復興開発支援がウクライナ側から要望され、日本側も今後の継続した支援の意向を示した。


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