[原子力産業新聞] 2006年7月20日 第2340号 <4面>

品質保証体制点検委員会を設置 東北電力

東北電力は11日、原子力品質保証体制の総点検および再発防止対策の立案を行う「原子力品質保証体制総点検委員会」の設置を発表した。

これは女川発電所における配管肉厚管理等の品質保証体制について、原子力安全・保安院から今月7日付で総点検の指示を受けるとともに、地元の各自治体からも要請されたことに対応するもの。保安院は品質保証体制を総点検し、再発防止策も取りまとめた上で、来月7日までに報告するよう求めている。

委員会には事実確認と再発防止対策立案の2チームを設置。今回、保安院から指摘を受けた各事象の正確な事実確認や問題点を抽出、併せてこの確認結果に基づき抽出された問題点の根本原因を踏まえ、再発防止策を立案する。これら検討は、有識者などから指導を受けるとともに、継続的にチェック・指導を受けるとしている。

委員長は高橋宏明社長、副委員長は斎藤恒夫副社長ら4副社長、常務、他委員は関係室部長、各原子力発電所長など。


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