[原子力産業新聞] 2006年7月20日 第2340号 <4面>

シミュレータを発電所に移設 中国電力・島根

中国電力は原子力運転訓練シミュレータ施設を広島県廿日市市から、島根県松江市に移設する工事をこのほど完了し、同施設の運用を開始した。

移設場所は島根原子力発電所に隣接する深田運動公園内。新しい施設は鉄骨造2階建・延べ床面積1,500平方m。同発電所2号機と同じ構成の制御盤を設置し、コンピュータにより原子炉、タービン、発電機の動きを模擬できるほか、通常では経験できない約100種類のトラブルも模擬できる。

これまで廿日市市の大野研修所内に設置していたが、今回の発電所隣接地への移設により、施設の活用を一層充実し、運転員の技能向上を進める方針。


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