[原子力産業新聞] 2006年8月10日 第2343号 <2面>

東北電力 総点検報告書提出を延期

東北電力は7日、原子力発電所の品質保証体制の総点検に関する報告書について、配管減肉の点検範囲の拡大や女川2号機トーラス室での水たまり事象の原因究明のため、原子力安全・保安院への提出日を延期した、と発表した。この報告書は、保安院の7月7日付け指示文書「品質保証体制の総点検について」に応えるもので、同日までに提出するよう求められていた。

同社では報告書について、点検範囲を拡大した検査、今月3日に発生した2号機原子炉建屋地下3階トーラス室の水たまり事象の原因究明などを全て終了し、これまでの品質保証体制総点検結果を精査した上で、速やかに提出する意向。水たまりは3か所以上あり、放射能量は約5.8Bq、原因等の詳細は調査中。


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