[原子力産業新聞] 2006年8月24日 第2344号 <1面>

日本原燃 第2ステップを開始

日本原燃は12日、六ヶ所再処理工場のアクティブ試験で第2ステップを開始した。

5段階あるアクティブ試験のうち第2ステップへの移行は、第1ステップで分析作業員の体内被ばくなどが生じ、その対策などのために約1か月遅れのスタートとなった。原子力安全・保安院は7日に第2ステップへの移行を了承。青森県も同社が導入した作業員の再教育の実施状況を3か月ごとに県に報告するよう求めるなどにより、移行を認めた。

第2ステップでは約2か月半をかけ、せん断・溶解施設のA系列で引き続きPWR使用済み燃料を用い、その後、BWR燃料でも施設の安全機能および機器・設備の性能を確認する。処理量は合計で約60トンの予定。10月末にはウラン・プルトニウム混合脱硝工程からMOX粉末の製品が初めて生産される見通し。


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