[原子力産業新聞] 2006年8月24日 第2344号 <1面>

ITER用ジャイロトロン 連続運転一時間に

日本原子力研究開発機構は18日、ITERのプラズマ加熱に使用するジャイロトロンの性能拡張試験で、ITER定常運転モードの3,000秒を超える3,600秒(1時間)の長時間連続運転を達成した、と発表した。

原子力機構は先月20日にITER標準運転時間の400秒を大きく上回る1,000秒の連続出力に世界で初めて成功したと発表、その後も性能拡張試験を継続していた。3,000秒を超えたことにより、ITERで計画している全ての運転シナリオへの対応が可能となった。


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