[原子力産業新聞] 2006年8月24日 第2344号 <3面>

ワッツ・バー2の増設も視野に

またTVAは、ワッツ・バー2号機の増設計画再開の可能性を探る調査作業の開始も決定している。2,000万ドルを投じて、エンジニアリング作業やコスト、スケジュール等の総合的な評価を行う計画だ。ワッツ・バー2号機は1985年に建設計画が凍結された経緯がある。TVAのT.キルゴア社長兼CEO代理は「地域の電力需要は年率2%で伸びており、TVAとしてはあらゆる選択肢を検討する必要がある」と述べ、2号機の増設に意欲を示した。

TVAは原子力発電所の新規建設を目指し、建設・運転一体認可(COL)の実証を目的として設立されたコンソーシアムであるニュースタート・エナジー・デベロップメントの一員として、アラバマ州ベルフォンテ・サイトへのAP1000×2基のCOLの申請準備作業も行っている。


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