[原子力産業新聞] 2006年8月24日 第2344号 <3面>

チェルノブイリ 解体研究契約の入札開始

【8月3日=キエフ松木良夫】ウクライナではチェルノブイリ原子力発電所解体研究契約の入札が開始された。

5月にチェルノブイリ原子力発電所が、同入札申し込み受付けを開始し、6月末から7月27日までの間の選考の結果、3候補が選に残った。

ウクライナのエンジニアリング企業キエフ・エネルゴプロエクト、ウクライナ国立科学アカデミーの原子力安全部、およびウクライナとロシアの合同事業体アトムストロイエクスポルト(ロシアからはアトムエネルゴプロエクト、ならびにN・A・ドーレツアール、ロスアトムストロイおよびクルチャトフ研究所から成るNIKIETが、またウクライナからは国際チェルノブイリセンターが参加)の3候補である。

このうち、アトムストロイエクスポルトは、すでに事故を起こした同原子力発電所4号機跡を覆う石棺の補強工事の一部を請け負っている実績がある。


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