[原子力産業新聞] 2006年8月24日 第2344号 <4面>

原子力学会 北大で秋の大会 9月27日から

日本原子力学会は9月27日から29日の3日間、北海道大学(札幌市・北区)で2006年秋の大会を開く。今回は応募発表854件のほか、一般市民に無料で開放する公開講演や特別シンポジウムが多数設定されているのが特徴。

一般公開されるのは、27日午前10時から12時「原子力機器材料の開発の歩みと今後の展望:室蘭から世界へ」佐藤育男氏(日本製鋼所)、「地層処分技術のための深地層研究:堆積岩を対象とした幌延深地層研究計画」武田精悦氏(原子力機構)。27日午後3時45分から5時50分までの特別シンポジウム「エネルギー政策基本法制定の経緯と我が国の長期資源エネルギー政策」甘利明、斉藤鉄夫、大畠章宏の、3衆議院議員他(このシンポは当日が国会招集日となった場合には、中止か次回以降に延期となる)。

27日午後1時から3時半の「『もんじゅ』の運転再開に向けた取組みと課題」、28日午前9時から11時半の「『原子力エネルギーの外部性』研究専門委員会最終報告」、28日午後4時から6時の「ワーク&ライフバランスで進める男女共同参画」。

「YGN・学生連絡会による意見交換」「核燃料施設のクリアランス」「原子力学会の説明責任とは何か」「原子力発電における安全規制の最適化について:合理的規制を日本で実現するために」「シニアネットワーク連絡会企画」「地震PSA実施基準の概要と改定耐震設計審査指針における役割」なども一般公開。

見学会は30日、北海道電力・泊原子力発電所3号機建設現場。午前8時半・北大工学部前集合で、新千歳空港午後4時着、札幌駅経由で北大着5時半。

大会予稿集はCD―ROM1枚で1万2,000円。


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