[原子力産業新聞] 2006年8月31日 第2345号 <1面>

FBR研究会が初会合を開催

経済産業省、文部科学省、電力事業者、プラントメーカー、日本原子力研究開発機構による「高速増殖炉サイクル実証プロセスへの円滑移行に関する五者協議会」の下に設置された「高速増殖炉サイクル実証プロセス研究会」は29日、都内で初会合を開催し、FBRサイクルの実証段階に向けた様々な技術課題に関する検討を開始した。

初会合では原子力機構が実用化戦略調査研究フェーズUの成果を踏まえた研究開発計画、経産省と文科省が来年度概算要求案を説明。来年度末までに10回程度の会合を開催し研究、導入、供給などそれぞれの立場での考え方について意見交換する。座長は田中知・東大院教授が務め、山名元・京大教授、井上正・電中研主席研究員の2氏も委員に就任した。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.