[原子力産業新聞] 2006年8月31日 第2345号 <4面>

愛媛県 プル討論で意識調査結果 理解深まるは6割

愛媛県は24日、先月23日に松山市で開催した「愛媛県プルサーマル公開討論会」におけるアンケート調査の結果を公表した。プルサーマルが必要かどうかでは62%、安全かどうかでは59%が理解が深まったと回答、有識者による公開討論の意義が高いことを示した。

同討論会は慎重、推進の立場の有識者6名が討論するとともに会場からの質疑も受けた。松山市の主会場と地元伊方町の副会場とは双方向のテレビ会議システムで結び、両会場合わせて1,817名が参加。このうちアンケートには1,316名が回答した。

会全体の感想では、「良かった」35%、「まあまあ良かった」33%となり、会が疑問を十分に取上げたかでは、「そう感じる」21%、「だいたいそう感じる」48%など。プルサーマルが必要かどうかについて理解は深まったか、との質問に対しては「深まった」34%、「だいたい深まった」28%、「少しは深まった」25%と回答。同じく安全かどうかについて理解は深まったか、との質問に対しては「深まった」30%、「だいたい深まった」29%、「少しは深まった」24%という回答となった。


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