[原子力産業新聞] 2006年9月7日 第2346号 <1面>

ウズベキスタンとも協力 小泉首相 ウラン鉱山開発で

中央アジアのカザフスタンに次いでウズベキスタンを訪問した小泉純一郎首相は8月29日、首都タシケントでイスラム・カリモフ大統領と会談し、ウズベキスタンともウラン鉱山開発について、今後、両国官民の情報・意見交換を行っていくことで一致し、共同声明に盛り込んだ。

首相のウズベキスタン訪問を機に、国際協力銀行は29日、同国対外経済関係投資貿易省とウラン関連融資ビジネスの拡大支援のための覚書を締結した。

覚書は、同国のウラン分野に関する中長期事業戦略や同銀行の各種ファイナンス機能などに関する情報交換を通じて、両国間のウラン関連融資ビジネスの拡大支援を行うという内容のもの。

ウズベキスタンは世界第10位のウラン確認埋蔵量を誇っており、今後同国の実施するウラン取引などへの日本企業参画も期待される。同銀行は7月、カザフスタン国営原子力会社カザトムプロム社との間でも、包括戦略パートナーシップに関する覚書を締結している。


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