[原子力産業新聞] 2006年9月21日 第2348号 <3面>

英環境相 「原子力は環境面から不可欠」

英国のD.ミリバンド環境・食料・農村相は12日、原子力発電が環境面から不可欠になるとの見解を示した。

ミリバンド大臣はブライトンで開かれた労組の年次総会でスピーチし、「英国は原子力か化石燃料かの二者択一を迫られた場合、環境面から原子力を選択する」と明言した。

一方大臣は、あくまでも再生可能エネ・CO2回収・省エネなどへの積極的な投資が政府の重要課題であることを強調。政府が再生可能エネ関連に年間10億ポンドの予算を計上している事実に言及し、理解を訴えた。

また大臣は、政府が計画する出力900万kW分の風力発電設備建設計画が、景観を損ねるとして住民の反対運動に遭い「計画段階で行き詰っている状態」と説明した。


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