原子力委員会は19日、日本原子力研究開発機構が計画中のHTTR(高温工学試験研究炉)の特殊運転モード追加、原子炉保護設備改造などについて、許可は妥当と文部科学省に答申した。
特殊運転は、強制循環冷却機能や圧力容器表面から熱を強制的に除去する機能が喪失した場合でも、負の反応度フィードバック特性により原子炉出力が低下、安定に所定の状態に落ち着くことを実証する。改造工事は今年12月末までの予定。