[原子力産業新聞] 2006年10月5日 第2350号 <1面>

東芝、今月中にWH社取得 米ショーとIHIが出資

東芝は4日、今月中にウェスチングハウス(WH)社の株式取得を完了すると発表した。共同事業者として、米国の大手エンジニアリング会社のショー・グループおよび石川島播磨重工業と株主間契約を締結した。

今年2月の英国原子燃料会社(BNFL)との契約以降、欧米で行政審査・許可手続きを進めてきたが先月末までに完了した。買収額は54億ドル、株式取得時点の出資比率は東芝77%(41億5,800万ドル)、ショー20%(10億8,000万ドル)、IHI3%(1億6,200万ドル)。

東芝は当初51%程度の出資比率を予定したが、現時点で77%と大幅に増大するため、今後も他の出資候補企業と調整する方針。米国と英国に買収目的会社、東芝ニュークリア・エナジー・ホールディング(US)、同(UK)も設立した。

ショーは原子力発電プラントの施行も手がけ、年間売上40億ドル。


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