[原子力産業新聞] 2006年10月5日 第2350号 <2面>

伊方町議会 プル燃料利用を容認 「町民の理解深まる」

愛媛県の伊方町議会は9月29日開催の9月定例会で、四国電力伊方発電所3号機のプルサーマル計画の容認を全会一致で可決した。

伊方町議会は、原子力発電対策特別委員会で、住民理解や安全性などについて検討してきたが、国や県による公開討論、四国電力による個別訪問などにより理解は深まったとの見解を示した。

山下和彦町長は、同委員会や議会の判断を尊重するとしており、町としての最終判断も容認となる見通し。また愛媛県の加戸守行知事も伊方町や県の環境安全管理委員会の意見を基に、総合的に判断するとしており、今回の町議会の可決は大きな意味をもつ。

国は伊方3号機プルサーマル計画を今年3月に許可している。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.