[原子力産業新聞] 2006年10月5日 第2350号 <3面>

米DCS社 「剣から鋤へ計画」 MOXプラントの操業認可申請

米デューク・コジェマ・ストーン&ウェブスター社(DCS)は9月27日、同社が建設を計画しているMOXプラントに関する操業認可を米原子力規制委員会(NRC)に申請した。

DCS社は米デューク・エナジー社、仏コジェマ社(当時)、米ストーン&ウェブスター社から構成されるコンソーシアムで、米国内で余剰となった軍事用プルトニウム34トンの処分(核兵器級高濃縮ウランを希釈・燃料加工する「メガトンからメガワット計画」に対して、「剣から鋤へ計画」と呼ばれる)を目的に結成された。

MOXプラントは、フランスのメロックス・プラントをモデルとしたもので、サウスカロライナ州サバンナリバーの米エネルギー省(DOE)所有サイト内に建設される。製造されたMOX燃料は、デューク・エナジー社が所有する原子力発電所に装荷される。

DCS社は1999年3月に、MOX燃料加工施設の建設・操業および商業炉への装荷などの事業を、DOEから受託。NRCは同施設に関し、2005年1月に最終環境影響評価書を発表し、同3月に建設認可を発給していた。


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