[原子力産業新聞] 2006年10月12日 第2351号 <3面>

スウェーデン ラインフェルト新首相 新政権、出力増強に前向き

先月のスウェーデン総選挙に勝利し、新首相に就任したF.ラインフェルト穏健党党首は、政権担当期間中(〜2010年)に原子力発電所の早期閉鎖を実施することはないと言明した。

また首相は同時に、原子力発電所の新規建設や、早期閉鎖されたバーセベック原子力発電所(BWR、61万5,000kW×2基)の運転再開の可能性についても否定した。

一方で首相は、電力会社が計画している原子力発電所の出力増強については柔軟に対処するとし、前向きの姿勢を示した。

近年スウェーデンの原子力発電所では大幅な出力増強が計画されており、すべての計画が実施されると、閉鎖されたバーセベック発電所の設備容量をはるかに上回ることになる。


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