[原子力産業新聞] 2006年10月26日 第2353号 <10面>

放射線科学で協定締結 放医研と京大

放射線医学総合研究所と京都大学はこのほど、放射線科学領域における研究、教育及び医療の包括的連携・協力に関する協定書を締結した。

この協定は放射線科学領域に関し、国内で最も多くの部局と研究者を有する京都大学が、同領域の強化・発展を図る組織連携計画を開始したのを機に締結したもの。

両者は協定により、国際競争力を高め、世界における放射線科学領域の研究拠点形成を目指すとしている。

連携協力の範囲は、@研究、教育及び医療A教職員、学生、研究生などの交流B研究資料、刊行物及び研究情報の交換C施設、設備の共同利用――など。協定の有効期間は2010年3月。

京都大学は放射線物理理工学研究、放射線生物学研究、放射線医学・薬学研究など放射線科学の基礎から応用まで幅広い分野に取組んでおり、同生物学では我が国唯一の全国共同利用センターも有する。


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