[原子力産業新聞] 2006年10月26日 第2353号 <10面>

関電 美浜発電所3号機 1月中旬に本格運転再開へ

関西電力は23日、美浜発電所3号機の本格運転再開について、来年1月中旬を目途とし準備を進めると発表した。

美浜3号機は、事故後長期間停止していることから、先月21日に試験的に原子炉を起動、今月3日に再び停止させ、その後慎重に点検作業を実施してきた。この点検は10月19日までに全て終え、健全であることを確認した。

来年1月中旬を目途とした点に関し、同社は遺族やけが人の意向を配慮するとともに、来月上旬からの美浜1号機の定期検査開始を考慮した、としている。

全ての点検を終えたことから、本格運転再開までの期間、美浜3号機のタービン、蒸気発生器、給水加熱器などの各機器は真空、循環、満水などそれぞれ必要な方法により保管される。


Copyright (C) 2006 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.