[原子力産業新聞] 2006年11月9日 第2355号 <2面>

文科省 J―PARC評価部会設置

文部科学省の科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会と同研究計画・評価分科会原子力分野の研究開発に関する委員会は、合同で大強度陽子加速器計画(J―PARC)評価作業部会を設置する。年内に初会合を開催、来年6月頃までに報告書を取りまとめる予定。

作業部会の主な検討事項は、@前回の中間評価における指摘事項への対応A多目的研究施設としての適切な運営体制の構築B各種実験施設の円滑な利用体制の構築C運営経費の考え方D国際的に開かれた研究施設の考え方―など。

J―PARCは08年度の供用開始を目指し、施設等の建設が進んでおり、今年2月には日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が運営組織「J―PARCセンター」を設置。部会ではセンターが検討している運用・利用体制を第3者的に評価する。

 

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