[原子力産業新聞] 2006年11月23日 第2357号 <1面>

「日越で原子力協力推進」 APEC開催契機に日本経済界

アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議がベトナムのハノイで開かれた(=写真)のを機に19日、安倍晋三首相はグエン・タン・ズン・ベトナム首相と御手洗冨士夫・経団連会長ほか日本の経済ミッション代表も加わった会合を行った。

ベトナム側からはフック計画投資大臣、トゥエン商業大臣らが同席した。

安倍首相は今回の訪越で130名を超える大規模な経済ミッションの同行は、日越経済関係強化のための新たな試みであり、経済界のベトナムに対する高い関心を表わしたものだと挨拶。IT人材の育成、エネルギー協力、原子力協力、インフラ整備などの分野で官民協力を進めていくことなどについても言及した。

秋山喜久・関西経済連合会会長(関西電力相談役)からも、ベトナムのこれからの経済発展のためには、エネルギー、特に電力の安定供給が重要であり、原子力なども含めて企業同士での協力を推進して行きたいとの発言があった。


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