[原子力産業新聞] 2006年12月7日 第2359号 <3面>

フィンランド オルキルオト3運開時期、再延期

フィンランドのテオリスーデン・ボイマ社(TVO)は4日、オルキルオト3号機(PWR、170万kW)の運開時期を、2010年から2010年後半〜2011年前半に延期すると発表した。建設作業の遅れや冷却系配管の再鍛造などが影響しているという。

TVOは今年7月に、運開時期を当初予定の2009年から2010年に延期したばかり。

オルキルオト3号機は世界初の欧州加圧水型炉(EPR)で、昨年8月に着工された。仏アレバ社が原子炉系統を、独シーメンス社がタービン系統を供給するターン・キー契約(完成品受け渡し方式)で、総工費は約30億ユーロ。


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