[原子力産業新聞] 2006年12月14日 第2360号 <2面>

カザフスタンに調査団派遣 今夏の覚書締結受け

外務省は19日から29日まで、カザフスタンにミッションを派遣し、核セキュリティ強化に向けた協力について調査する。

今回のミッションはウルバ冶金工場、原子力物理研究所などを訪問し、同国の核物質防護、計量管理体制の整備状況を視察する。

今夏の小泉首相訪問時の原子力平和利用協力覚書をフォローアップするとともに、両国の理解状況も確認、原子力協定締結につなげる考え。

8月にカザフで行われた首脳会談で、ウラン鉱山開発をはじめとする原子力協力の有用性を互いに確認。併せてより進んだ燃料加工、カザフの軽水炉導入に必要な人材交流、専門家の定期的対話などのため必要な措置を講ずることで一致した。

カザフは、世界でオーストラリアに次ぐウラン資源を埋蔵する。


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