[原子力産業新聞] 2007年1月5日 第2361号 <3面>

イラン・ロシア ブシェール1号の早期運開を確認

ロシア連邦原子力庁のS.キリエンコ長官は12月、テヘランでイランのG.アガザデ副大統領(兼イラン原子力庁長官)と会談し、建設中のブシェール1号機(VVER1000)の早期運開方針を再確認した。

2006年9月に両国が決定した新スケジュールでは、2007年3月に燃料を装荷し、同9月に初臨界を達成、同11月に送電を開始する予定だ。

しかしイランからの資金供給の遅れや、米国からの制裁を恐れる各国が機器供給に二の足を踏み第三国からの機器供給が遅れていることから、スケジュールの達成が難しくなっているという。

1号機の工事進捗率は90%。3月に供給される燃料集合体は163体(約80トン)で、露TENEX社が供給する。


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