[原子力産業新聞] 2007年1月25日 第2364号 <2面>

フォローの風受け“攻め”に

中原懇は、関西、茨城と同様、旧原産会議の地方組織として設立以来半世紀を経た。中部地方の皆様に広く原子力発電や放射線利用について考えてもらう機会をつくるため、さまざまな広報・広聴活動を行っているが、一番のターゲットは、学生を中心とした次世代層。この層にいかにエネルギー・原子力への関心を持ってもらうか、が重要な課題の1つ。このため、子供にエネルギー問題を教える教員層へのPRに重点を置き、また、静岡・三重など中部5県下の各支部と連携を密にしながら取り組んでいる。

一方、一般向け事業として昨年、静岡県で開催した「知るほど なるほど エネルギー」展示会(=写真)には3日間で約1,000名が参加、好評だったため、今年から他県に広げる。また、会員層を対象にしていた機関誌も一般層が読んで役に立つよう改定した。

鷲山憲彦・事務局長は「原子力へのフォローの風を受けて、攻め≠ノ転じたい。考えていただける機会を工夫し、今の流れをしっかりそしゃくしてもらえれば、原子力を理解し大事だと真剣に考える人が増えるのではないか」と期待している。


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