[原子力産業新聞] 2007年2月1日 第2365号 <3面>

ロシア議会 アトムプロム社設立法案を可決

ロシア上院は1月24日、原子力産業複合体(アトムプロム社)設立法案について採決を行い、賛成144、反対2の圧倒的多数で可決した。同法案は1月19日に下院を通過(賛成351、反対57)していた。今後、同法案は大統領の署名を得て成立する。

各社の統合には設立法以外に、10の大統領令、10の政令、10〜12の新法あるいは修正法を可決する必要があるため、アトムプロム社の発足時期は、年内は難しいとの観測が流れている。またロシア国内に存続する10か所の秘密都市への資金問題も、検討事項として残っている。

なお「アトムプロム」という名称は仮称であり、一部議員は、「アトムエネルゴプロム」と呼称している。正式名称は大統領の署名文書で決定される。


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