[原子力産業新聞] 2007年2月15日 第2367号 <3面>

秦山U−4、正式に着工 中国で建設中は計5基に

秦山第U期4号機(PWR、65万kW)で1月28日、コンクリートが打設され、同機は正式に着工した。同サイトでは3号機も昨年4月に着工しており、中国で建設中の原子力発電所は計5基となった。

中国では現在9基、計699万8,000kWが運転中。2006年の平均設備利用率は87.68%だった。ロシアのアトムストロイエクスポルト社が建設中の田湾1号機(VVER1000)は昨年5月に送電を開始しているが、未だ試験運転中のため、上記の集計には含まれていない。田湾2号機(同)は年内の送電開始を目指している。

中国は今後15年間に30基の100万kW級原子力発電所を建設する計画を検討しており、2020年までに総発電電力量に占める原子力シェア(2006年実績は1.92%)を4%にまで高めることを目指している。


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