[原子力産業新聞] 2007年2月15日 第2367号 <3面>

英BNFL BNG分割売却第2弾を発表

英原子燃料会社(BNFL)は6日、ブリティッシュ・ニュークリア・グループ社(BNG)のプロジェクト・サービス部門の売却方針を正式に発表した。売却は、BNFLの財務アドバイザーである英投資銀行NMロスチャイルド・アンド・サンズが担当する。

同部門は廃棄物管理・デコミ分野の専門スタッフ730名を擁し、英国内ではセラフィールド・サイトやマグノックス炉および軍事核施設などとの契約関係を有している。

また、ロシア原子力庁による露海軍原子力艦隊の解体・除染作業支援や、欧州復興開発銀行(EBRD)との協力によるブルガリアのコズロドイ原子力発電所の廃棄物管理・デコミ計画の策定等も実施している。そのほかイタリア、スペイン、旧ソ連圏、日本での海外事業に進出している。

英国政府のスケジュールでは、BNGを、@セラフィールド部門Aマグノックス部門Bプロジェクト・サービス部門CAWEマネージメント社の3分の1株式−−の4つに分割した上で、セラフィールド部門を除く3つの売却時期を2007年と設定。昨年12月には第1弾として、マグノックス部門の売却方針が正式に発表されている。

セラフィールド部門の売却時期は、2008年中旬頃と予定されている。


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