[原子力産業新聞] 2007年3月1日 第2369号 <1面>

原産協会 青森年次大会で募集 詳細プログラムを発表

日本原子力産業協会は2月27日、4月に青森市で開催する第40回原産年次大会のプログラムを発表、一般参加案内も開始する。

「原子力立国日本をささえる燃料サイクル――平和利用促進と核不拡散の調和を世界へ」を基調テーマに、4月9日(月)に日本原燃・六ヶ所施設、東北電力・東通原子力発電所の2コースのテクニカルツアー、同夜にレセプションを行う。10日朝から開会セッション、特別講演、午餐会(青森グランドホテル)、セッション1「拡大する世界の原子力発電と原子力産業メインプレーヤーの展望」と続く。

11日は国際原子力機関(IAEA)主催のシンポジウム(詳細は3月2日に発表予定)が開かれ、12日は再び午前に年次大会セッション2「今後、原子燃料は安定的に供給されうるか」、午後にセッション3「青森が世界の原子力に果たす役割」となる。

開会セッションでは今井敬・原産協会会長の所信表明、遠藤正彦・大会準備委員長(弘前大学学長)挨拶の後、三村申吾・青森県知事、近藤駿介・原子力委員長の講演。

特別講演1ではR.パチャウリ気候変動に関する政府間パネル議長が「地球をみつめる――気候変動に関する最新の知見をもとに」、午餐会では大條和雄・日本民謡文化振興協会名誉教授・理事が「津軽三味線のルーツ」と題して講演する。

午後からは文部科学省、科学技術政策担当、経済産業省の各大臣の来賓挨拶を依頼中だ。特別講演2としてD.クライン米国原子力規制委員会(NRC)委員長が「再興する米国の原子力発電と原子力安全規制の将来展望」を講演する。

セッション1では寺島実郎・日本総合研究所会長が「国際エネルギー情勢と原子力への期待」と題して基調講演した後、A.ローベルジョン・アレバ会長、S.キリエンコ・ロシア原子力庁長官、A.ホワイトGEニュークリア・エナジー社長、庭野征夫・東芝副社長・東芝ニュークリアエナジー米国社会長兼社長が講演する。

12日のセッション2では、M.ジャキシェフ・カザフスタン原子力公社社長、V.タン・ベトナム原子力委員長、森本浩志・電事連原子力開発対策委員長、M.レンダースURENCO専務らによるパネル討論を行う。

セッション3では、望月晴文・資源エネルギー庁長官が「世界の中の原子力立国日本――その実現に果たす青森の役割」と題して基調講演を行った後、蛯名武・青森県副知事、岡ア俊雄・日本原子力研究開発機構理事長、兒島伊佐美・日本原燃社長、末永洋一・青森大学総合研究所長、桝本晃章・電事連副会長がパネル討論を行う。

参加費は4万6,000円。一般市民などを対象に無料枠も設ける。

原産協会のホームページ(http://www.jaif.or.jp)からの参加登録も可能。


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