[原子力産業新聞] 2007年3月8日 第2370号 <2面>

CTBT国内監視施設整備が完了 沖縄観測所が運用開始

CTBTの国際監視制度監視施設として整備を進めてきた沖縄放射性核種監視観測所(=写真)が2月23日に正式運用を開始し、国内全10か所の監視施設の整備が完了した。

CTBT国際監視制度は、地震、放射性核種、水中音波、微気圧振動の観測網を設置し、核実験実施を国際的に監視するもので、国内は今回の沖縄を含め群馬、茨城に計3か所の放射性核種監視観測所・実験施設、長野、北海道、東京(島嶼)、大分、沖縄に計6か所の地震学的監視観測所、千葉に微気圧振動監視観測所が置かれている。水中音波監視は日本で行われていない。

沖縄観測所は、宇宙航空研究開発機構の通信所内に設置された。


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