[原子力産業新聞] 2007年3月15日 第2371号 <3面>

米国NRCがエクセロン電力に 初の早期サイト認可 イリノイ州クリントン地区 今後の具体化はまだ未定

米原子力規制委員会(NRC)は8日(米国時間)、エクセロン電力会社が申請していた「早期サイト許可申請」について認可した。

あらかじめ立地サイト要件を満たしているかどうか、環境面、サイトの適合性、緊急時計画などを審査するもので、今回の立地予定サイトは米国中東部のイリノイ州(首都シカゴ)の中央部、エクセロン社の100%子会社のアメルゲン・エナジー社が所有・運転しているクリントン原子力発電所(BWR、出力106万8,000kW)隣接地。

原子力発電所の建設・運転をスムーズに進展させるために同制度が導入されてから最初の認可となるもので、今後のスケジュールとしては、原子炉の炉型やメーカーを決め、建設・運転一括認可申請することになるが、同社では新発電所の建設に向けた具体的な方針は何もまだ決めていないとしている。


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