[原子力産業新聞] 2007年3月29日 第2373号 <4面>

総合防災訓練 10月に六ヶ所再処理施設で実施

経済産業省は20日、07年度の原子力総合防災訓練を10月に日本原燃・六ヶ所再処理施設を対象として実施すると発表した。同訓練が原子力発電所以外を対象に実施されるのは初めて。

訓練は内閣総理大臣が原子力災害対策本部長、経済産業大臣が同副本部長、内閣官房長官をはじめとする関係大臣が本部員をそれぞれ務め、国の17の関係各省庁、青森県と六ヶ所村、日本原燃が参加する。

政府の原子力災害対策本部の運営訓練では、総理大臣を始めとする関係閣僚が参加して、原子力緊急事態宣言の発出、対策本部の設置、会議の開催・運営、原子力防災通信連絡網および中央防災無線網を活用した訓練を実施する。

現地では、関係省庁の現地本部要員を六ヶ所オフサイトセンターに派遣して、対策本部開設、合同対策協議会設置・運営、関係機関と連携した緊急事態応急対策の訓練などを行う。


Copyright (C) 2007 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.