[原子力産業新聞] 2007年4月26日 第2377号 <2面>

丸紅、東京電力、中部電力 カザフのウラン開発に参画

丸紅、東京電力、中部電力は24日、カザフスタンの国有原子燃料会社であるカザトムプロム社による新規ウラン鉱山開発・生産プロジェクトへの参画を決め、同社の関係会社の一部株式を取得した。関係会社の社名、3社合計の取得比率などは公表していない。

同プロジェクトはカザトムプロム社が出資するキズルクム社とバイケン―U社が南カザフスタンのハラサン鉱山を新規開発するもの。

日本側における出資比率は丸紅60%、東京電力30%、中部電力10%で、近く東北電力も出資の予定。今回の株式取得により3社は両社を間接的に保有する。関係会社にはカナダのユーラシア社も出資している。

07年から試験生産、14年までに5,000トン(MTU)/年のフル生産を計画。潜在ウラン資源量は約16万トン(同)。日本側は2,000トン(同)/年の引取権を有する。


Copyright (C) 2007 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.