[原子力産業新聞] 2007年4月26日 第2377号 <3面>

アルメニア ロシアとの原子力協力拡大へ

アルメニアを訪問したロシアのS.キリエンコ原子力庁長官率いるロシア代表団は23日、アルメニアでのウラン鉱山開発に関し、3つの協力文書に調印した。

アルメニアにおけるウランの推定埋蔵量は3万トン。キリエンコ長官は、ロシアの最新技術を用いて探鉱調査を実施することで、アルメニアの推定埋蔵量が「1.5〜2倍に拡大する」との見方を示している。

今後両国は、合弁会社(資本比率50%・50%)を設立し、共同でウラン開発事業を実施する計画だ。アルメニアのジオエコノミカ社によると、共同事業の対象鉱区は一区に限定されるという。

両国はほかにも、@アルメニアの国際ウラン濃縮センターへの参加Aアルメニアの原子力発電開発――等についても議論をしたようだ。


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