[原子力産業新聞] 2007年5月31日 第2381号 <4面>

放医研 治療など横浜市大と がん研究で協力協定

放射線医学総合研究所と横浜市立大学はこのほど、重粒子線治療などの研究や教育を連携して推進するための包括的協定を締結した。

横浜市は市の中期計画の重点政策として、がん対策を推進する方針で神奈川県と協調し、重粒子線がん治療施設の事業化計画を打出している。横浜市立大学はこうした地元自治体と連携、がんに関する原因究明や最先端治療法、創薬などの教育に取組んでいる。

今回の放医研との協定はこの取組みの一環として、最先端治療法である重粒子線に関し専門的人材の育成を目指すもの。両機関は双方の自主性を尊重しつつ研究教育活動の一層の充実を図るため、研究員、学生などの交流とともに情報交換、施設の共同利用などを進める。協定の有効期間は10年度末まで。


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