[原子力産業新聞] 2007年6月7日 第2382号 <1面>

米国で GE・日立が新会社設立 「PWRの事業展開も」

日立製作所と米GE社は4日(米国時間)、先に発表していた米国と日本にそれぞれつくる合弁会社のうち、米国の「GE―日立ニュークリア・エナジー」をこのほどノースカロライナ州ウィルミントンに設立し、同日から日本を除く事業を開始した、と発表した。

新会社はGE社が60%、日立が40%の株式を保有するが、資本金は非公開。日本に設立予定の合弁会社「日立GEニュークリア・エナジー」は7月1日の設立予定。

今回、両社は新会社を通じて従来からの沸騰水型炉(BWR)の連携強化だけでなく、世界の主流になっている従来取り扱ってこなかった加圧水型炉(PWR)の主要設備やサービスの提供も視野に入れた広範なビジネス展開を図っていく方針を明らかにした。

また両社は、世界有数の原子力燃料を供給するグローバル・ニュークリア・フューエル(GNF)社に出資する3社のうちの2社(GE60%、日立18%、他の1社は東芝で22%)であり、「GNFは、両社の提携強化後も、独立した事業体として事業を継続する」と説明している。


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