[原子力産業新聞] 2007年6月14日 第2383号 <2面>

東通1が第1回定検を終了 期間は151日

東北電力は6日、東通原子力発電所1号機の第1回定期検査を終了、原子力安全・保安院から定期検査終了証を受けた。

第1回定期検査は今年1月7日から開始、検査期間は151日間だった。発電停止期間は同日から5月9日まで123日。

764体ある燃料集合体のうち、68体を新燃料に取替えるとともに、@185本ある制御棒駆動機構のうちの26本の分解点検A43本ある出力領域モニタの機能維持のため8本の取替えB2万8,170本の復水器細管全数の点検と海生物付着または閉塞が確認された15本の施栓C原子炉系、タービン系配管の1,179か所の肉厚測定Dハフニウム板型制御棒29本の外観確認E非常用炉心冷却系ストレーナの新型への取替え――などを実施した。

同1号機では昨年11月から総点検結果を踏まえた配管識別表示確認も実施し、約8,000か所を調べ183か所の誤りを確認、この修正も5日までに完了した。


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