[原子力産業新聞] 2007年6月14日 第2383号 <3面>

米国 次世代炉開発予算を大幅増

米議会下院の歳出委員会は6日、2008年度予算を審議し、政府の要求した国際原子力パートナーシップ(GNEP)関連予算を大幅に減額する一方で、GNEP以外の原子力関連予算を大幅に増額した。

政府はGNEP関連予算として4億500万ドルを計上していたが、委員会はこれを、「使用済み燃料の再処理等は性急に着手する必要はない」として1億2,000万ドルへ大幅に削減した。しかしGNEPに分類されない第4世代炉開発予算等に関しては、政府が計上した4億670万ドルを大幅に上回る6億3,920万ドルへ増額。また、国際原子力機関(IAEA)が提唱する核燃料バンク構想関連予算としても1億ドルを承認している。


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