[原子力産業新聞] 2007年6月21日 第2384号 <2面>

人材育成プログラム 基盤技術強化も採択課題を決定

経済産業省は19日、07年度の原子力人材育成プログラムの内、基盤技術分野強化プログラムの採択課題を決定した。

同プログラムは原子力を支える構造強度、材料強度、腐食・物性などの基盤技術分野において、産業界の参画・ニーズ提示のもと大学で行われる研究プロジェクトに対し、提案公募方式により国が支援する。今回は30件と多くの応募があり、この内で6件が採択された。研究期間は3年間程度。

採択課題の大学名・研究テーマは次のとおり。

▽東大・蒸気乾燥器の流体関連振動に関する技術開発▽東大・機構論に立脚した安全なハフニウム板型制御棒の開発▽京大・圧力容器溶接部の健全性評価法の規格・規準化に関する技術開発▽阪大・ステンレス鋼レーザ溶接部の高信頼性化に関する研究▽東北大・高ニッケル合金の高温水中SCC(応力腐食割れ)機構解明と耐SCC成分設計に関する基礎的研究▽京大・生体影響に視点を置いた新しい放射線防護体系の構築に関する技術開発。


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