[原子力産業新聞] 2007年6月21日 第2384号 <3面>

米PPL社 サスケハナ3号機 新規建設は合弁企業で

サスケハナ原子力発電所(BWR×2基)を所有・運転するPPL社は13日、建設・運転一体認可(COL)を申請する方針を、米原子力規制委員会(NRC)へ通知したことを明らかにした。

PPL社は、サスケハナ発電所サイトを対象に同3号機の増設を検討している。同社のJ.ミラーCEOは「増設計画は、あくまでも将来の電力需要拡大に応じた電源開発オプションのひとつ」とし、そのほかにも石炭火力、水力、天然ガス火力、再生可能エネルギー等の発電設備を買収あるいは建設するオプションもあると指摘している。

またミラーCEOは、原子力発電所の建設に要する巨額な初期投資に加え、将来の市場動向や建設工程、規制面での不確実性等を挙げ、単独で建設する考えはないことを強調。共同出資者を募り、合弁企業で建設に着手する方針を示した。


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