[原子力産業新聞] 2007年6月21日 第2384号 <4面>

外務省 学生討論会の日程決まる 「途上国は温室効果ガス削減義務を負うべきか?」などテーマに

外務省が国際的な課題について、大学生同士で議論し理解を深めるために毎年行っている「大学生国際問題討論会」の参加大学生チームの募集を開始する。

開催は9月22日(土)午後1時から5時まで東京(詳細は未定)で。論題は「日本政府が、日本の文化を海外で広報する場合に、伝統文化よりも、ポップカルチャーをより重視すべきである」、「地球温暖化対策の実効性を高めるため、途上国(中国、インドを含む)は、温室効果ガス削減の義務を負うべきである」の2つ。

1チーム原則3名で同じ大学でなくても可。事前審査を行い、上位4チームが本選に出場する。

日本の国益を考えていかに課題を解決するかをディベートし、肯定側立論、否定側立論、否定側が反論、肯定側が反論などと交互に行い、具体的かつ論理的な立証を行って、明快で説得力のあるチームが優勝する。

昨年度は、東京都港区の三田共用会議所で、対インド協力などを念頭に「核不拡散と原子力協力」などをテーマにディベートし、聖心女子大学チームが優勝した。

討論会の傍聴者も歓迎。詳細は追って外務省ホームページ等を通じて発表される。問合せは同省国内広報課(電話03―5501―8000)まで。


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