[原子力産業新聞] 2007年6月21日 第2384号 <4面>

「原子力の国際展開 ―― 日本の果たすべき国際貢献への途」 東工大21世紀COE事業

昨年4月、東京工業大学主催のシンポジウム「原子力の国際動向と日本の貢献」が開かれ、遠藤哲也・元ウイーン国際機関代表部大使、植松邦彦・元NEA事務局長・旧動燃事業団副理事長、町末男・元IAEA事務次長(旧原産会議常務理事)、水元伸一・経済産業省原子力政策課企画官、神田啓治・京都大学名誉教授の5氏が講演し、討論を行った。本書はそのときの発言、資料などのまとめ。非売品。

遠藤氏は「最近の国際動向と日本の対応」として核不拡散問題などを、植松氏は「OECD/NEAの目指すもの」として国際機関NEAの強み、国際機関との付き合い方など、町氏は「IAEAと日本」と題して、IAEAの技術協力と日本、日本の人的貢献、国際機関の仕事の心得などについて講演。

水元氏は「原子力産業の国際展開と核不拡散の両立」として、原子力の国際展開に関する施策、導入国における制度整備への支援など、神田氏は「総合コメント」と総合討論の座長を務めた。

編者は澤田哲生氏、発行は東工大・原子炉工学研究所21世紀COEプログラム「世界の持続的発展を支える革新的原子力」事務局。


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