[原子力産業新聞] 2007年6月28日 第2385号 <2面>

FBR開発の新会社発足 「三菱FBRシステムズ」

三菱重工業は25日、FBR開発を進める新会社である「三菱FBRシステムズ」を設立し、7月1日から業務を開始すると発表した。

新会社の社長には岡田敬三・原子力技術部長が就任する。本社を東京都渋谷区神宮前2−34住友不動産原宿ビル内に置き、資本金は1億円。三菱重工の全額出資で発足したが、将来は電力会社からの出資も受ける。発足時の従業員は約50名、2015年には160名程度に増員する。

三菱重工は今年4月、基本設計開始までの研究開発の中核企業に選定された。新会社の設立により独立専業組織でエンジニアリングなどの業務を効率的に一括実施する。当面、2015年を目標に実証炉・実用炉の概念設計と革新的要素技術の開発をメーカーへの発注も含め取りまとめる。FBR開発の国際協力でも中心的な役割を果たす。


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