[原子力産業新聞] 2007年7月5日 第2386号 <1面>

原子力機構が現地センター開所式 国際核融合研究の拠点

日本原子力研究開発機構は3日、日本と欧州が共同実施する核融合研究開発に関する幅広いアプローチ(BA)活動の拠点となる国際核融合エネルギー研究センターの開所式を青森県六ヶ所村で行った。

すでに4月以降、施設建設に向けた整地作業が進められてきているが、いよいよ10年をかけた大型プロジェクトが本格化する。

開所式には三村申吾青森県知事、大島理森衆院議員、岡ア俊雄理事長ら約200名の関係者が出席し、センターの開所を祝った。

冒頭、主催者を代表して挨拶した岡ア理事長は、同センターが世界における重要な情報発信の中核となるよう努力していきたいと表明。三村知事も県内の産業振興や原子力の人材育成にとって同センターは極めて重要な役割をもっているとの期待感を示した。

09年春ごろまでに管理・研究棟を建設し、その後順次、研究施設を建設していく。


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