[原子力産業新聞] 2007年7月5日 第2386号 <2面>

保安院が北陸電力に 保安規定変更を認可

原子力安全・保安院は6月27日、北陸電力が提出していた志賀原子力発電所の保安規定の変更申請を認可したと発表した。

この変更認可申請は、5月7日に保安院が発電設備の総点検に係る行政処分として、同社に保安規定の変更命令を出し、これに対して同社が先月13日に提出していたもの。主な変更は、経営責任者に保安状況などが適切に報告される体制の構築、原子炉主任技術者の独立性の確保、想定外の制御棒引抜けを異常発生と定義、作業手順書などの遵守と関係者への徹底、アラームタイパーの記録保存など。

保安院では今後、特別な保安検査などを通して変更された保安規定の遵守状況を確認する。


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