カナダ　ＡＥＣＬを部分民営化か

カナダのトロント・スター紙の報道によると、カナダ連邦政府がカナダ原子力公社（ＡＥＣＬ）の部分民営化を模索しているという。

Ｇ．ラン天然資源相がＡＥＣＬのＭ．バーンズ会長らと、ＡＥＣＬの４９％株式の売却を目指し、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）社や仏アレバ社と交渉していると報じられているが、公式な声明は一切出されていない。仮に報道が事実だとすると、ＧＥ社またはアレバ社が獲得した場合、ＣＡＮＤＵ炉を手に入れることになり、新規建設計画が浮上しているカナダ国内での受注において優位に立つことになる。

ＡＥＣＬの４９％株式は、約３億加ドル（２億８，５００万ドル）と見積もられている。