[原子力産業新聞] 2007年8月2日 第2390号 <2面>

東電が保安院に 詳細地震データを提出

東京電力は7月30日、中越沖地震時に柏崎刈羽原子力発電所で取得した地震観測データなどを取りまとめた報告書(第1報)を原子力安全・保安院に提出した。

1号機から7号機までの各号機での原子炉建屋基礎版上などでの実際の観測記録と設計時の基準地震動との加速度比較、地震の観測波形(加速度時刻歴波形)などを報告している。

観測された最大加速度は3号機のタービン建屋1階の架台上部で東西方向に2,058ガル、この場所での設計時の最大加速度応答値はもともと高く設計し834ガルとしていた。保安院では、「専門家の意見を聞きながら厳正に評価していく」としている。


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