[原子力産業新聞] 2007年8月23日 第2392号 <3面>

オーストラリア 条件も提示 インドへのウラン供給を容認へ

オーストラリアのJ.ハワード首相は16日、これまでの外交方針を転換し、条件付きながら、インドへのウラン輸出を容認する方針を発表した。

これまでオーストラリアは、NPT未加盟国であるインドへのウラン輸出を禁止していたが、米国とインドが先月27日、民生用原子力分野での米印原子力協力協定(「123協定」)交渉で最終合意に達したことを受け、方針を転換することにした。

ハワード首相は、「インドの原子力発電開発計画は、2032年までに年間1万2,000トンのウラン需要が予測されている」とし、オーストラリアのウラン産業界にとってインドが魅力的な市場であると強調した。

ただしウラン輸出解禁のための条件として、@インドが国際原子力機関(IAEA)と保障措置協定を締結することA45か国からなる原子力供給国グループ(NSG)がガイドラインを改正し、インドを「輸出禁止対象の例外」として承認することB米印の「123協定」が発効することC輸出されたウランが軍事用に転用されないようにインドと保障措置協定を結ぶこと――などを明示した。


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